どんな世界でも一流と云われる人間が話す言葉には含蓄がある。
静かなブームが続く将棋の世界で、現在、名人、王座、王位、棋聖の4冠ホルダー羽生善治。
その羽生名人の言葉の中でも、なるほど!と頷くものの中の一つが
勝ち負けには、
もちろんこだわるんですが、
大切なのは過程です。
結果だけなら、
ジャンケンでいい。
この言葉には競馬にも繋がる部分が大いにある。
単勝なら20%、ウイン5なら30%をはなから差っ引かれての払い戻し。
宝クジなどに比べたら、格段に少ない控除額ではあるが、たとえば年間100万円単勝馬券を買うとしたら、20万円もって行かれている事になる(; ̄ェ ̄)
少なくない金額である。
神戸元町ウインズで、競馬新聞の印だけを、穴を空くほど見ている人や、「ニッカ○の誰それが当たってる!あいつに乗るんや!」と、頭から湯気を出して熱弁をふるって人を見ると、「なんだかな〜?もっと競馬を楽しもうぜ!」と余計なお世話だと知りつつも思ってしまうマスター。
それは、20%の控除額の中には、自分で予想するお楽しみ代も含まれているから、高いと思いつつ「仕方ねえなな〜」と諦めている部分があるからだ。
「マスター!今年の張り始めは何ですか?」と競馬友達のK君。
「沖縄じゃ新聞もねえし、第一競馬の事なんて頭からすっ飛んじゃってたぜ。ホテルのロビーのパソコンで出馬表を見るから、もうちっとしたら連絡するよ」
おっとり刀でJRAのHPを見て出した結論は、京都金杯は何が勝つやらさっばり見当もつかない。
まだ中山の方がマシと池添Jのヤマカツエースを指名。
理由が「正月早々、外人Jにブッコ抜かれたら気分が悪い。紋付羽織袴が似合う謙一にするべ〜」なんだから、神戸元町ウインズのオッさん連中よりもよほど程度が低い(≧∇≦)
その時間僅かに3分強だ。
「マスターさん、おめでとうございます!ヤマカツエース勝ちましたよ」
「あ、そう。レースの時間は四国の上空を飛んでたんで、今知ったぜ。まあ〜良かったじゃん」
神戸空港に着いて、預け入れ荷物が出て来るのを待っている時に、○原さんから掛かって来た携帯に気のない返事。
K君は会社があって、神戸元町ウインズに単騎出撃していた○原さん完全に拍子抜けだ。
単勝5千円、複勝5千円を購入。
払い戻しが3万と2500円。
携帯一本で2万円以上儲かったんだから、「こいつは!春から〜縁起がいいやあね〜!」なんて喜ぶべきなんだが………。
「やっぱ競馬はよ〜。じっくり成績、展開、調教、血統、騎手の腕を綜合的に判断して、これだ!って馬を買わなきゃ楽しくねえぜ」なんて贅沢な事を云ったそうな。
毎週、結構な時間を費やしても、ハズレまくってるくせに、よく云うよ〜(笑)てなもんだが一理ある。
今週末からの3日間開催、「だから俺が云っただろ、黙って外人BOX買ってりゃ当たるんだよ!」なんて、恥知らずな発言が飛び出さない事を祈る。
まあ〜お気張りやす!だ。