<ラスト・アメリカン・ヒーロー>
と呼ばれる作家がいる。
20世紀に活躍したアメリカ人作家の中で、最もアメリカ人に愛されたと云われているヘミングウェイ。
愛称『パパ•ヘミングウェイ』だ。
有名な作品では、「武器よさらば」「誰がために鐘はなる」「老人と海」
何故、<ラスト・アメリカン・ヒーロー>と呼ばれるかは、ヘミングウェイの生き様と、根底に流れるタフでマッチョなスピリッツが、アメリカ人のハートにジャストフィットしたからである。
タフでもマッチョでもないマスターも一時期ハマった。
『阪神淡路大震災』で失われてしまったが、『ヘミングウェイ全集』をへこたれそうになると、何度も何度も読み返していた。
そのヘミングウェイ、小説はもちろん素晴らしいが、含蓄のある格言を残した事でも知られている。
「Tomorrow is another day.」和訳すると、「明日は明日の風が吹く」
あ〜!それなら知っていると、膝を叩かれる方も大勢おられると思う。
最近、マスターが馬券を買う時の基準にしている格言もある。
「心の底からやりたいと思わないなら、やめておけ」
やりたいを買いたいに変えて、「心の底から買いたいと思わないなら、やめておけ」
その心の底から買いたいと思うレースがこの土曜日にあった。
もちろん、ターニー事中谷Jのレースである。
「雄太よ〜、最近失敗したな〜と思うレースある?」とマスター。
京都馬主協会のお偉いさんが、22日の火曜日、マスターのお店に中谷Jを連れて来てくれた時の会話。
ニャンとも!失礼な話しではあるが、確かに興味がある。
「12月20日、『ペテルギウスS』のモズライジンです。1600万下を勝って初めてのオープン挑戦で慎重に乗り過ぎました。いつも通り捲って行けば良かったんですが…………」
「あ〜あれな。6着だったっけ?確かに大人しい乗り方だな〜とは思ってた」
「次は思いっきり捲って行きます。マスター!馬券買って応援してください。相手がどうであれ、モズライジンの競馬をすれば勝ち負けです。それぐらいこの馬は強いですから」
「マジカル?播州信用金庫からマニー借りて買っても大丈夫か?」
「借金して馬券買うのはやめてくださいねΣ(゚д゚lll)」
「冗談だよ。第一俺にマニー貸してくれるところが、この三千世界の何処にあるんない?」
自分に信用がない事を威張るなんて全く持って恥じ知らずだが、中谷Jの力強い言葉に、心の底から次は買う!そう堅く心に誓ったそうな。
それが、また、またニャンと!26日の土曜日、中山のメイン『師走S』に連闘を掛けて来て、マスター大騒ぎ。
来店したお客さんに、「雄太が次は勝つ!担いでも勝つ!」とアナウンスしまくったもんだから………..。
「オッシャ!そっから捲って行け!雄太〜!いてこませ!雄太!ワッショイ!ワッショイ!雄太」
神戸元町ウインズを熱狂の渦に巻き込む事態が発生するお話しは明日です。
皆様、お付き合い宜しくお願い申し上げます。