エコールド・パリを代表する画家の1人にマリー・ロランサンがいる。
パステルカラーを使って、清楚、可憐、夢見る乙女達を描いた作品は、どなたでも1度は目にされた事があると思う。
絵画で有名なマリー・ロランサンだが、ボエムにもその才能を発揮した。
代表作とも云えるのが『鎮痛剤』(堀口大学訳)
退屈な女より もっと哀れなのは 悲しい女です
悲しい女より もっと哀れなのは 不幸な女です
不幸な女より もっと哀れなのは 病気の女です
病気の女より もっと哀れなのは 捨てられた女です
捨てられた女より もっと哀れなのは よるべない女です
よるべない女より もっと哀れなのは 追われた女です
追われた女より もっと哀れなのは 死んだ女です
死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です
マリー・ロランサンがこの世で1番可哀相な女は「忘れられた女」と云っているが、北新地では「忘れられた男」が膝小僧を抱えて拗ねまくっている。
「なんでえ、なんでえ『G1マイルチャンピオンS』だってえのに、誰も連絡がねえじゃねえか。全く持ってアタマ来ちゃうぜ。『エリザベス女王杯』を外したからって酷え話しだ」
『秋華賞』『菊花賞』『天皇賞』G1じゃないが『みやこS』の予想がドンピシャ!
「俺は日曜日の男よ〜。メインハンターだ。判らねえ奴は聞けよ〜、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥ってなもんよ」
自信満々サロン満だったのに、『エリザベス女王杯』で、ムーアJラキシス鉄板説を唱えて大外れ。
あれほど来ていたお伺いメールもナッシングだ。
挙句の果てには、酒屋の配達のおじさんにまで、「大スポの水曜日のコラムで読んだんですが、ロゴタイプの厩舎員がやたら強気。普段は泣の◯◯と云われてるらしいですから、マスターも買った方がいいですよ」なんて逆にアドバイスされてんだから惨めを極めている(≧∇≦)
「大スポ?あったら宇宙人や河童が出てくる新聞なんて信用出来っか」と返す言葉にも力がない。
そんなマスターにただ1人だけ、『マイルチャンピオンS』の見解を連絡下さい」とメールをくれた方がいた。
『京都馬主協会』の某理事さん。
「いつもお世話になっております。暫しお待ちください。死ぬ気で検討してご連絡差し上げます」
連絡を貰うやいなや、マスターがメールを打ったのは、同じ『京都馬主協会』会員タバート君の友達N君。
今月無事馬主審査にも通り、晴れて来年からは個人馬主さん。
(モチロン『京都馬主協会』に所属予定)
我がJAPANで2番目にオツムのいい大学を出で、40歳にして資格を奪取するとは大したもんであるが、兎に角馬券が上手い。
「N君よ〜、『マイルチャンピオンS』だがどう思う?」
「そうですね。軸として堅いのはイスラボニータ。枠が2.4.6の偶数番後入れならもっと良かったですが」
「激しく同意よ!正義が2週続けてG1取るなんて、まあないだろうが3着までの括りなら間違いねえと思ってたんだ!」
「何が勝つかは、まるで見当も付きませんが、軸はイスラボニータでいいと思います。相手ですが内から鞍上強化ヴァンセンヌ、雄一奇跡の一発アルビアーノ、成長著しいサトノアラジン、京都コースドンと来いフィエロ、老いてますます盛んダノンシャーク、実力1番モーリス6頭3連複15点張り。もっとも取りガミがありますから、一頭削るなら1ハロン長いアルビアーノかと思います。正義さえ普通に乗れば何の問題もないでしょ!」
「なるほど、じゃあそれで行きましょう」と理事さん。
それが……..何たる事かサンタルチーア。
発動しちゃったのであるESP。
皆様ご存知エビナスペシャルがΣ(゚д゚lll)
お付き合いありがとうございました。
お話しの続きは明日です。
宜しくお願い申し上げます。