星の数ほど作られて来たスパイシネマ。
最近ガッチリ観客を動員しているのが、トム•クルーズの『ミッション•イン•ポッシブル』
そしてスパイシネマの王様と云えばご存知『007シリーズ』である。
どちらもスマートで恰好良くて、ビックラポン！するぐらいの美女が登場する。
その対極にあるシネマが、イギリス不世出のコメディアン、『Mr.ビーン』ことローワン•アトキンソンが主演のシネマ。
『007 慰めの報酬』をもじった『ジョニー•イングリッシュ 気休めの報酬』だ。
抱腹絶倒のスパイシネマである。
「マスターさん、エリザベス女王杯は何を買いますか？」
「○原さん、まさか、まさかのヌーヴォレコルトが大外枠で、一気にレースの展開が読み辛くなった。この馬の勝ちパターンは、好位のインに付けて直線抜け出すパターンよ。大外じゃそれも出来ねえしな〜。上手くインに潜り込めず、外、外を回らされたらいかにヌーヴォレコルトでも分が悪い。金曜の夜に京都馬主協会会員タバート君とも話していたんだが、度胸1番康誠の事だ、ひっとして逃げちゃうんじゃないかと」
「大いにあり得ますね」と競馬友達のK君。
「京都の2200は外枠が不利って訳じゃないが、逃げるぐらいしか、どうにもヌーヴォレコルトが勝負になるイメージが湧かねえんだ。バット！そうなりゃニッコリタンメンはラキシスよ。目標にして差し切ると思うが、保険があんだよ」
「何です保険て？」
「Mr.ビーンよ」
「？？？？？！判りました！アッゼニJでしょ」
「ピン！ポン。JRAのサイトで顔写真を見たがクリソツ過ぎて笑った！笑った。先週短期免許で来日して14鞍乗ったが馬券に絡んだのは1回こっきりで評価が急降下。本人も忸怩たる思いがあるはずだ」
「それとヌーヴォレコルトと何の関係があるんですか？」
「大有りだっちゅ〜のヌーヴォレコルトの横の馬は何ない？」
「アッゼニJのシュンボルドンです」
「だろ〜。インに切れ込うとする康誠をそうはさせじと、張り出して行くんじゃねえかと。ちった〜意地見せねえと、何のためにJAPANに来たんだと、非難GOGOレッツゴーてなもんよ。まあ云うなれば『ミッション イン Mr.ビーン』だ」
「それが保険ですか？相変わらずマスター呆れるぐらい適当ですねΣ（ﾟдﾟlll）」
「発表！ラキシスが勝つ。鞍上はあの豊大明神をして世界の名手と云わしめたライアン・ムーア様よ。
天気が崩れても平気の平左なのは『産経大阪杯』で実証済みだ。○原さん単勝前売りでいくら付いてる？」
「現在3番人気で6倍です」
「マ！マジカル？そんなに付くのかよ？」
「シリアスマジカルです」
「おい！マミー！テッシュくれヨダレ垂らしちゃったぜ」
本当にMr.ビーン、もとえアッゼニJが意地を見せて楽な競馬をさせないのか甚だ疑問。
それどころか「どうぞ！どうぞ」てな事になるような気もするが……..。
アッゼニJ！頑張らなきゃ『黄金の国ジパング』から２度とお呼びがかからないよ！
