「2番じゃダメなんでしょうか?」
『事業仕分け』で、美人だけど怖い蓮舫ちゃんが云ったのは何年前だろうか?
現在計算速度ではチャイナの『天河2号』が1位。
我がジャパンの『京』は4位(≧∇≦)
しかし、ビッグデーターの処理能力では1位に返り咲いている。
2番じゃ、何故ダメなのかをキチンと説明出来る人は、そうそういないだろうが……….。
小倉開催リーディングジョッキー争いは、競馬ファンなら誰でも簡単に説明が出来る。
それこそ1番じゃないと、ダメなのである。
9月4日の時点で我らが浜中Jが15勝。
川田Jが13勝。
そして新境著しい松山Jが12勝。
5日の土曜日は、川田Jがハッピーウィルスで1勝を積み重ねて14勝。
浜中Jは0勝で15勝のまま。
松山Jも0勝で、決着は開催最終の日曜日に雪崩れ込んだ。
ここはなんとしても、浜中Jに1番になって貰うか、松山Jの大逆転をとマスター。
「小倉2Rは川田Jのプレミオテーラーが断然の人気だが、後のレースで勝たれそうな馬が目白押しだから、スグルちゃんになんとしても勝って貰わないといけねえ。ここで勝たれると15勝で並んじまうぜ。シャイニングスターの単勝応援馬券で勝負だ」
「マスター大丈夫ですか?気持ちは判りますがワイドにした方がいいと思います」と競馬友達K君。
「ば!馬鹿野郎!スグルちゃんが小倉リーディングを取れるかどうかの瀬戸際よ。俺が引いてどうすんだ!」
「…………そんなもんですかね」
「プレミオテーラー突き放した〜!独走だ〜!2着はシャイニングスター」
恐れていた事が起こった。
川田Jのプレミオテーラーが勝って、浜中Jは2着。
「なんだ?何か云いたい事があんのか」
「いえ、何もないですよ」
「目が云ってんだよ!目が!も〜アタマ来たな。他のジョッキーは何をしとるんなら。あんな楽な競馬させたら勝つの目に見えてんじゃんか。今度意見してやる」
そして迎えた小倉5R新馬戦。
「スグルちゃんが乗るボンナヴァンは、最近ご縁が出来た馬主さんのオーナーズ馬よ。単勝何倍だ?1.9か。そうだろう、そうだろう。競馬ファンの皆さんは、どの馬が強いかよく知ってるぜ!」
抜群のスタートから、絶好の位置をキープ。
最後の直線、2頭の狭い間を浜中Jが割ろうとしている。
「よっしゃー!スグルそっから来い!伸びろ!伸びろってんだ!」
必死で応援のマスター。
バット!その外から一気に差して来たのは松山Jのヴレ。
(松山Jおめでとう。ベストなコース取りでした)
涙、涙の3着だ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
「こうなりゃ、強いの弱いの云ってられっか。残りのレース、スグルちゃんの単勝を全部買う」
「マスター、男前ですね!一目1万ですか?」
「君は俺にそんなに損させたいのか?単勝1000円の応援馬券だ。文句あっか!」
「マスターさん、カッコいいです」
「そうか、◯原さん判ってくれるか、この俺の気持ちがよ〜」
「マスターやめた方が…….後半の馬は厳しいですよ」
「俺のかかと落としが炸裂する前に、その口を閉じろ」とK君をひとにらみのマスターなのに……。
小倉10R川田Jがミッキーシーガルで勝って通算16勝で逆転。
(野田みずきオーナーおめでとうございます)
結局、薬局、郵便局で小倉リーディングは川田Jで、我らが浜中Jは2位、松山Jが3位で涙をのむ結果と相成った。
小倉の雨は小降りだが、神戸元町ウインズの外は激しく雨が地面を叩いている。
マスターの心の中にも雨。
涙雨なのである。
今週から阪神開催ですね!
皆様!GOOD LUCKでございますよ。