今太閤と呼ばれた政治家『田中角栄』。
晩年は『ロッキード事件』でササラモサラにされてしまったが、一世を風靡した。
その田中角栄の周りには、多くの政治家がいたが、その中でもひときわ異彩を放ったのが、鹿児島選出の国会議員『二階堂進』である。
勉強はまるで出来なくて、仕方なしに通ったのが『南カリフォルニア大学』
今でこそ留学なんて、掃いて捨てるほどいるが、卒業が1932年。
今を遡る事83年前だから、その頃は稀有な事だった。
USAの国力を目の当たりにして争う事に利あらず。
日米の関係改善にUSA全土を遊説したと云うのだから、なかなか肝の座った人物だったのは間違いない。
その二階堂進の名言の一つが「趣味は田中角栄」
それほど惚れ込み、深い思い入れがあった。
マスターならさしずめ「趣味は豊様」てなところだ。
「豊様にはよく儲けさせて貰ったが、1番損をさせられたのも豊様よ」
マスターの世代にはそんな競馬ファンがゴロゴロしている。
競馬イコール武豊。
そんな時代が長く続いた。
「マスター、日曜日小倉新馬戦の出走が決まりました」
「おめでとう!で屋根は誰?減量J?」
「それがですね………武豊さんです」
「マ!マジカルΣ(゚д゚lll)」
「いいんですかね?私なんかの馬に…….」
「名誉な事だ。誉れだよ誉れ!」
最近、この京都馬主協会さんのブログが縁で、マスターとお付き合いが始まった某馬主さん。
馬主になって持った、一頭目の新馬戦の鞍上が、にゃんと!武豊なのである。
キャリアが古い馬主さんや、馬を一杯持っておられる馬主さんなら、「それがどうした?何十回も乗って貰ってら」だろうが……….。
「もし勝ったら、豊様呼んで来てくんない?」
「そんな恐れ多い事云える訳ないじゃないですか」
「だよな〜。100年早いって云われるのがオチか(≧∇≦)」
二階堂進にとっての田中角栄に負けず劣らず、マスターの世代にとって武豊は凄い存在なのである。
豊様〜!エスコート宜しくお願い致しまス!