北新地競馬交友録

はじめてのおつかい(レース)その1

サラリーマン時代の仕事の関係で、テレビ局の方達との付き合いが続いてるマスター。
「最近はろくな番組がねえな〜。どうでもいいバライティーと小学生の演芸会みたいなドラマばっか。ニュースとNHKしか見る気がしねえよ」
「視聴者の質が昔に比べたら、格段に落ちてますから、勢いそんな番組ばかりになります。購買力のある大人がテレビを見なくなって、スポンサーの顔ぶれも………..」
と云う事だとか。

そんな中でも毎年楽しみにしているのが、『はじめてのおつかい』らしい。
やれ3歳5ヶ月だ4歳だってキッズが、1人ではじめてのおつかいに出るんだが………….。
「コンニチワ〜」人に挨拶をしてるのではない。
道端の虫と話してるのである。
キッズ!大丈夫かΣ(゚д゚lll)
おつかいを無事終えるのは一筋縄ではいかないが、涙あり、笑いあり、感動あり、「本当に心が洗われる番組だぜ」とマスター。

「今日の番組はイマイチですね」
「そうよな〜メインの『函館記念』は何が来るか予想もつかねえ。サイコロ転がして買っても同んなじだ。
昨日テレビで『はじめてのおつかい』を見たからって訳じゃねえが、メイクデビューでもいてこましたるか!」
「え〜、マスター苦手でしょ。いつも云ってるじゃないですか、1度も走った事のない馬なんて買えるか〜って」
「それが今日は狙いの馬がいるんだよ。エッヘン!」

先週の7月11日、中京5Rメイクデビューのシルバーステート。
「ダービーを狙える器です」
リーディングジョッキーが追い切りが終わった段階で宣言。
そりゃチィ〜と気が早いとは思ったが、そこまで云うならと馬券を購入したマスター。
400キロにも満たないアドマイヤリードにイチコロパンで差されての2着。
馬券を走る前から取った気でいたのに、鼻も噛めないゴミと化した。

「今週はカッコ付けるはず。リーディングジョッキーだぜ!調教よ〜し!血統よ〜し!厩舎よ〜し!ジュンヴァルカンで楽勝よ〜し」
「リーディング、リーディングて云いますけど、マスターとの相性最悪の福永Jですよ。大丈夫ですか?ほれ『プロキオンS』でもベストウォーリアに………..」
「う!うるせい!今回は大丈夫だ」と競馬友達のK君に、ヘッドロックをかましたマスター。

それがちっとも大丈夫じゃないんだが、その話しはまた明日。
皆様、お付き合い宜しくお願いします。