毎週日曜日のお楽しみは中央競馬とNHK大河ドラマ。
視聴率が良かろうが悪かろうが、そんな事は関係ないと、30年以上見続けているマスター。
2015年は『花燃ゆ』
ヒラメ顔の井上真央ちゃんも、見慣れれば、「かわいいじゃねえか。めんこい娘さんだぜ」らしい。
長州藩の若者達が明治維新にわが身を投げ捨て邁進するストーリー。
その若者達の最大の理解者、長州藩第13代藩主、毛利敬親を演ずるのが北大路欣也さん。
意見具申に対しては「そうせい」の一言。
付いたあだ名が『そうせい候』だ。
「残れ!健!頼む!残してくれ」
マスターも仰け反るぐらいのシャウトを繰り返すK君。
バット!差し馬ご一行様で来られて万事窮す。
頭が取れず慣れない2番手からの競馬で、ペースが早くなったのも厄。
負けて強しなんて、競馬では何の慰めにもならないが、何とか掲示板は確保した。
「特別模範騎手は、何考えてんですか。無理くりハナを主張して、結局最後は歩いてんじゃないですか。マジで頭に来ましたよ…………..」
『函館スプリントS』の田中健Jを応援していたもんだから、全の公開は憚れるぐらいの辛口トーク全開。
普段温厚なK君が憤る事半端ない。
「仕方あんめい。尋常な作戦じゃ歯が立たないと、枠頼りの奇襲戦法に出たんだろ。競馬番長の苦肉の策じゃねえの」
「…………….」
単勝4割、複勝6割。
頭でなくても元返しと、軽く遊びでロンリー諭吉ドンを割り振って張り付けたマスターとK君。
アンバルブライベン渾身の逃げ。
「さ〜来なさい!」差し馬が襲い掛かる展開のはずが…….。
「マニーの問題じゃねえ。レース内容が大切なんだ。馬券愛好家が、あ〜いいレースだったと思えるのが一番大切」と普段から云っているマスター。
「あんな玉砕とも思える逃げを打たなければ……..アンバルが行き切って…….」
「もう云うな!頭に来たら2度と買わなきゃいいさ。調教師も馬主もレースはガッチリ見てる。それをどう判断されるかは承知の助で勝負を掛けたんだ………」
本当は腑が煮えくり返ってるくせに、妙に擁護発言を繰り返してる。
「このままじゃ、帰っても寝れそうにないんで、阪神の最終で勝負します。京都馬主協会さんのブログでノリにノッてる川田さん『栗東最前線』の推奨馬ビーチパラソルと心中です」
「いいんじゃねえの、そうせい」
NHK大河ドラマの北大路欣也さんみたいに呟くマスター。
どうやら、特別模範騎手の事が気になるようで………。
皆様、お付き合いありがとうございました。
次回は『口取り物語』です。
宜しくお願い申し上げます。