北新地競馬交友録

マーメイドS でもう一丁!

「痛みに耐えてよく頑張った。おめでとう。感動した!」なんてどっかの国の総理大臣が云ったのは何年前だったっけ?

「マスター、大丈夫ですか?朝から一番人気一度も勝ってませんよ。単勝1.5倍の断トツ人気ですが…………….」
「ば、ば、馬鹿野郎!ここで買わなきゃいつ買うんだ。美浦所属から栗東所属に変わって気合の入り方が違わあね。本人もこの馬で勝負掛けるつもりなのは間違いねえ。ジンクス?へ!そんなもな〜犬の餌にでもくれてやれ」
「…………….」

先週、『安田記念』でコテンパン太郎にやられて、「競馬が嫌いになった。当分休みだ」なんて泣きが入っていたのはどこへやら。
マスター、K君相手にウルトラ強気だが………..金曜日の夜に…………。
「Tさん、『安芸S』のニシケンモノノフとメイショウオセアンのワイドでいてこまそうと思っているんですが大丈夫ですかね?」とお伺い電話。

Tさんとは、マスターが営む北新地のBAR『Palms』に通っている方なら知らなきゃモグリと云われるお方。
ウン10年馬主席に通われていて、本業は法曹関係の仕事ながら、競馬の本まで出しちゃった凄い人だ。
「降級2頭で大丈夫やろ。あの馬は完全に手の内入れてるし、前走より調教もしっかりやったみたいやしな」
「そうですか。ここは漢になって貰わないと困りますし飛び込みます」

マスターが心から応援してやまない中谷Jを紹介してくれたのもTさん。
それ以後、平日にメールを打つと、直ぐに返信をくれる中谷J。
ここは何としてでも勝って欲しい!の思い強く、土曜日だと云うのに神戸元町ウインズに突撃した。
「よっしゃ!それでいい!中谷!強気や!強気。単勝1.5倍のプレッシャーに負けずよく頑張った。感動した」だと。
「マスターおめでとうございます」
「何が〜?ニシケンモノノフが勝つのはチョンマゲ結って、フンドシで歩いていた江戸時代から決まってら〜ね」
勝てば官軍で云いたい放題だ(笑)

「明日のマーメイドSはやっぱり……….」
「当たり前田のクラッカーよ。49キロなら肌同然じゃねえか。上がりの脚なら負けねえよ」
アースライズで勝負するようだ。
中谷J!もう一丁!