北新地競馬交友録

自分のフィールド

「え〜っと、今の官房長官って誰だっけ?」
すかさず松野博一と答えられる人は少ないであろう。
影の薄さなら天下一品で、発言に重みがまるでない。
先日の定例会見でも、「夏のコロナに先手で対応」。
先手と云われても、マクスをしようが、魔法の水を打とうが、手の皮が剥けるほどこすろうが、心頭滅却火もまた涼しで、クーラーを消して窓を全開にしようが、かかる時はかかり、増える時は増え、減るときは減る。
それが新型コロナウイルスと云うものの正体なのは、この3年半で嫌と云う程思い知らされた。

『新型コロナ騒動』を終結させるには全数発表を止める事。
その読みはズバリと当たった。
定点観測に切り替えてからは、マスコミやインチキ専門家が必死で煽っても国民の反応は冷ややかだ。
そもそも同じ5類のインフルエンザを参考にすれば、大きな流行が発生または継続しているとされる警報の数値は、1週間の定点医療機関あたり報告数が30人になった時点で発せられ、終息基準値は10人未満になった時点で収束と見做される。
現在、一定点あたり、11.04人であるから、警報はスタートさえしていないのである。

『新型コロナ騒動』でトップを務めた病院を大儲けさせ、マニーが余って仕方がないと財テクに勤しませた尾身○。
「医療機関の定点把握などのデータをみると、地域によって差はあるが全国的には微増傾向にあるのではないか。第9波が始まっている可能性があるが、今後どのように推移するかは今のところわからない。社会を元に戻していく方向に進むなかで、重症化リスクの高い高齢者を守り、亡くなる人を減らすことが重要だ」
「『新型コロナ騒動』が収束すると、テレビにも出れないし、総理大臣とも話せない」
何が何でも『新型コロナ騒動』が収まってしまうのは困る!の代表選手である。

「今後どのように推移するかは今のところわからない」。
は〜?
自分のフィールドに無理矢理に引きずり込もうとするな。
わからんなら!黙っとけ!

「ちぇ!5万買って5万の戻り。全然儲かってねえじゃん。大騒ぎして馬鹿見たぜ」は北新地の盆暗。
一着1番人気5枠ルメールJのローシャムパーク、二着4番人気4枠吉田隼Jのルビーカサブランカ。
同じ4枠に2番人気岩田のオヤジのブローザホーンがいて、配当は1万円買っていた4ー5でぴったし5百円。
何もならない裏庭の柿の木となった。
海の日を利用して、馬鹿の一つ覚えの沖縄詣。
最近お気に入り、角度によっては長澤まさみ似のハルカちゃんと、沖縄いち予約の取れないフランス料理に行ったが、思わずリーズナブルなワインを頼んだそうな。
それが先週の日曜日の話しである。

「マスター、おはようございます。先週は勿体なかったですね。馬連にしておけば2520円も付いてます」はボーナスも支給されてニッコリタンメンのK君。
「それよ、それそれ。8ー9の馬連でも14倍付いてんだ。12万5千落としたようなもんよ。右見る、左り見る、渡るよろしい横断歩道てなもんだ。我ながら己の頭の弱さが情けねえ。こんなこっちゃ〜勝てる訳ねえやね。しかっかり儲けて一等高いワインを抜いて、ハルカちゃんをビックリさせてやろうと目論んでたのによ。あ〜やだやだ」
沖縄でいい格好しそこなったと朝からボヤクなんて、なんともめでたいオノコなのである。

「今日は『中京記念』ですか?」
「ああ、4戦3勝、中京の鬼ディヴィーナちゃんが54キロで御出陣。『ヴィクトリアマイル』では、1着ソングライン、2着ソダシ、3着スターズオンアース続く4着。今日の相手なら大威張りだっちゅうの。枠連は厄だから馬連にすっか。発表!デムーロが心配もディヴィーナ軸、内から淳也のヴァリアメンテ、康太のメイショウシンタケ、皇成サブライムアンセム、正海のウイングレイテスト、将雅のルージュスティリアに平に1万で絵にしよう」と結論付けた。

夢よ再びで、己のフィールド『新型コロナ騒動』に国民を誘導しようとする尾身○は、学者の仮面を被ったとんでもない悪党だが、「中京ならお任せ私の庭ョ。フィールドって云うの?」ディヴィーナちゃんには頑張って貰おうではないか!