北新地競馬交友録

もう無理なはずが

「S秘書官が『もう辞める!』『もう無理!』と言ってきかなかったそうです。首相は更迭については否定していましたが、本人の心が折れてしまっており、『仕方がない』と辞職を認めたそうです」
の記事が週刊誌に踊った。
真偽の程は定かではないが、さもありなんの話しである。
いくら図太くても、ニホリカ全土から「やめろ!やめろ!」の大合唱では、メンタルが持つまい。

公的スペースでの馬鹿騒ぎは、回転寿司の醤油差しをナメナメしたバカッターと同程度の愚かな行為。
民放記者への情報漏洩疑惑に始まって、外遊時の観光と買い物、そして今回の騒動。
与党の幹部によると、「何をしたらいけないかが、まるで判ってないのだから手に負えない」
32ちゃいにもなってとは思うが、まあこの程度であろう。
1番責任が重いのは、任命した首相にあるのは明白なのだが………。

気持ちが悪いのは辞職しても、公邸には引き続き2人で住み続けるらしい。
出来損ないの某首相みたいに、四国へお遍路でも行ったらいのに。

「えらい事になったな〜」
北新地の盆暗がため息まじりに呟いたのは、『ダービー』直後の事。
ルメールJ騎乗のスキルヴィングが、ゴール直後に心不全で転倒し、天国に旅立つ事態が発生してしまった。
あまりの強烈な出来事に、「俺の馬券どうしてくれるんない!」なんて言葉も発する事が出来なかったのが先週の日曜日の話し。
なんとも後味の悪い『ダービー』となった。

「マスターさん、おはようございます。先週はスキルヴィング可哀想でしたね。」は熊本天草出身○原さん。
「そうよな〜。命あるものは全ていずれ黄泉の国の門をくぐる事にはなるが、あれは思わず目を背けたぜ。僅か三歳で命を散らす事もあれば、お宅みたいに70を超えてもピンピンしてるなんて事もあんだから、命ってぇのは不思議なもんさ〜ね」とひとくさりは、日曜日の朝のお約束である。

「今日の『安田記念』で春のG1も一区切り。後は前半の総決算『宝塚記念』を残すばかりとなります。当てたいですね。」
「ああ、毎年、全然当たらねえが、今年はそれに輪を掛けて外しまくってるもんな。何とかせねばなるまいて」
「狙いの馬は、前走で改めてマイル適正が高い事を証明した、アイドルホースのソダシちゃんですか?」
「確かに大外枠を引いた時点で、一文もいらねえと思ったが、ありゃ〜強い」

「ソングラインとのワイド一点で、なんと7倍も付いてます」
「それは美味しいが、俺の狙いはズバリ!シュネルマイスターだ。マイルでは1分31秒台を連発。しかも東京コースは2.1.1.0の鬼だしな。連に絡んでくれるはず」
「なるほど、でも屋根が不安です。ルメールJ『ダービー』の悲劇から、昨日も『鳴尾記念』で、2.6倍、1番人気のソーヴァリアントを12着にぶっ飛ばしてますョ。運気が下降気味なんじゃ〜?」

「運気?そったらもん関係ねえょ。逆に厄を出してこれから大進撃が始まるはずだ。シュネルマイスターとルメール信頼。馬連!セリフォス、ソダシ、ソングラインが本線で平に1万。レッドモンレーヴ、イルーシヴパンサー、ジャックドール、ガイアフォース、ソウルラッシュの5頭に平に4千でいてこます。府中の2400ほどじゃ〜ねえが、ルメールを信頼しねえで誰を信頼するんない。まあ、見てな鮮やかに突き抜けるから」

どっかの首相秘書官は、「もう無理!もう辞める!」と意気地のかけらもないが、『NHKマイル』で痛手を被り、「もう馬券止める」と弱音を吐いていた北新地の盆暗、何も無かったかのように買い目をスラスラとべしゃってる(笑)
学習効果がまるでない人間だが、たまにはいい目をプリーズだ!