北新地競馬交友録

宣言

世の中には、人の真似っこをして恥をばら撒く人間がたまにいる。

立憲民主党の泉健太君が、いつ行われるか分からない次期衆院選の獲得議席をめぐり、150議席をとれなければ辞任すると己の進退に言及。
レンポウちゃんから激しく責任問題を追求されて、先日の統一地方選挙の維新馬場代表の二番煎じでドヤ!てなもんであろう。

党勢をクールに分析して「この流れならいける。」の馬場代表とは、メダカとクジラ、提灯と釣り鐘、ウサインボルトと小学生ぐらいの差がある。
健太君の見立ては甘すぎるであろう。
結局、薬局、郵便局で党が分裂する引き金を引く事になる。

お〜い!健太君。
あんまし、馬鹿ばっかり云ってると、国会議員のバッチ外す事になるぞ。

「豊!いてこませ!」
府中の長い直線でオオバンブルマイが突き抜ける勢い。
懇意にさせていただいている、京都馬主協会会員さんの愛馬なのだから、当然買っている。 
ところがである、「う、うちだ?何なら?」
出ているのを知ってはいたが、まるで眼中に無かったシャンパンカラーが……..。

2着ウンブライル8番人気、3着オオバンブルマイ3番人気、4着ダノンタッチダウン6番人気、5着カルロヴェローチェ1番人気、6着モリアーナ5番人気。
ニャンと!2着から6着まで馬連で買っているのに頭がない。
「マニーがない○○○は首がないと同じ。」は、某剣呑な業界のトップの言葉だが………..。

北新地の盆暗が、折からの豪雨で、10メートル先もまともに見えない沖縄のダイビングクルーザーのデッキで、恨めしそうに天を仰いだのが先週の日曜日の話しである。

「マスター、おはようございます。先週の『NHKマイルCS』は惜しかったですね。せっかく8番人気のウンブライルまで押さえていたのに。」は、プライム企業で左団扇のK君。
空前の利益にウハウハで、ボーナス前だと云うのに、決算賞与が支給されたそうな。
寄らば大樹の影、水商売しか出来ない、その日暮らしのカナカナ蝉とは雲泥の差がある。

「今日は『ヴィクトリアマイル』ですが見立てはどうですか?」
「ああ、走る前からルメールのスターズオンアースが勝つのは決まっている。USAでデルマソトガケが勝ったら、ルメールは居残り。スターズオンアースに騎乗出来ず、黄色信号が灯るところだった。無事帰って来た時点で『よっしゃ〜』だ。しかも強敵の内の一頭、ソダシが大外枠なんだから、まず負ける心配はない。」

「馬券はどのように?」
「発表!枠連。スターズオンアースの1枠から、瑠星のスタニングローズ、圭太のソングラインが同居した3枠に2万。武史のナミュール、スグルちゃんのナムラクレアの同居した6枠にこれまた2万。元返し上等!ソダシの8枠に1万。」でご機嫌伺いだ。
「『高松宮記念』組は用無し、ナムラクレアは余分なんじゃ?」

「たわけ!何が起こるのかが判らないのが競馬。歩く馬は一頭もいねえんだ。確かにピッチ走法のナムラクレアは激推しって訳には行かねえが。忘れた頃のスグルちゃん。あ!ナミュールが不発だ!と嘆いていたら、来ました、来ましたナムラクレアって事がねえとは云えねえだろうが。」とひとくさり。

立憲民主党の泉健太君じゃないが、スターズオンアースが来なければ、馬券を当分控えるとまで宣言したらしい北新地の盆暗。
ルメールJ頼みまする。