北新地競馬交友録

何もしないで

つい先日、「ではまた来週不思議の世界でお会いしましょう、さよなら!」草野仁さんの決め言葉でご存じ、『世界不思議発見』でも取り上げられそうな報道が流れた。
南米ペルーの世界遺産『ナスカの地上絵』を、また、新たに一つ確認。
長さ約60メートル、幅約30メートルの植物を描いたとみられる地上絵である。
古代ペルー人に、あんな見事でいつまでも消えない地上絵が作れただろうか?
そこから誠しやかに云われているのが宇宙人が作ったんじゃないか?
「チキュウノミナサンコンニチワ。ナカヨクシテクダサイ。テヘペロ。」
謎は深まるばかりである。

最近の我がJAPANでの最大の謎は、『岸田内閣の支持率。』
ニャンと!66%だと云うのだ。
5月27~29日に日本経済新聞社とテレビ東京が実施した世論調査で、脅威の数字を叩き出した。
ジャーナリストの間では、検討史岸田仲麻呂と揶揄され、投資家の間では岸田ショックに気を付けろ。
憲政史上、これほど愚鈍な総理はおるまいと馬と鹿にされているにも関わらずである。
そもそもが、お隣の旗の赤い国と、矢鱈滅多ら仲のいいデマ太郎、し、失礼、神奈川の太郎ちゃんよりはマシで選ばれた程度の人物である。

就任当初から掲げている『新しい資本主義』にしても、何の事やら未だに意味不明。
そもそも提唱している本人自体が判ってないのではと云う疑惑が山盛りモリモリ森昌子なのである。
雇用保険料の引き上げもおこなわれたし、円安や原材料、化石燃料などの価格高騰を理由に、さまざまな食料品の値上げも相次いでいる。
そんな中でやっている事と云えば、やたら海外に出かけて、調子のいいラッパを吹いているだけ。

直近に迫っている参議院選挙ではまず圧勝!で、我が世の春が3年間保証されてしまう。
もっとも、国家観もなく、主義主張もなく、世論調査で賛成が60%を超えないと何もしないワイドショー総理を支持している、ニホリカの民こそが最大の謎かも知れないのだが…………。

「マスター、おはようございます。先週の『安田記念』は良かったですね。」は競馬友達のK君。
「ああ、ガミ興行回避で2千づつ買い足した3点の中で、一番いいのが来た。やっぱここ一番謙一を軽視しちゃ〜いかんな〜。ああ見えてG1はむちゃんこ勝ってんだからョ。今週から函館開催か。もう2週間チョイで今年も半分過ぎちまう。馬券もプライベートもいい事がマジなかった。今でも毎日、足掻きに足掻くお堀のカルガモたぁ〜俺の事ョ。大体が…………….。」

「まあ、まあ。馬券買って、食べたい物食べて、若い女の子に囲まれて生活してんですから、贅沢云ったらバチが当たります。それよか、今週はどうするんですか?函館ですかね。」
「そうよな〜、函館のダートなら前に行く馬を買ってたら自動的に当たるような気がするが、今週は怪我も完全に癒えた中京の鬼、若武者弘平に儲けさせて貰うつもりだ。発表!メイン『三宮ステークス』どこまで出世するか楽しみなスレイマン。なんせ中京は3戦3勝。弘平も鬼ならおんまさんも鬼ョ。」

「馬券はどのように?」
「馬連!6歳で上積みはないと思うが、兎に角走りが堅実なんで、プリンスのハヤブサナンデクンとの元返しを2万。後、内から裕二のゴッドセレクション、綾也のニューモニュメント、真一郎のブルベアイリーデ、ウチパクのホウオウルパンまで平に8千。プリンスが飛んで、裕二かウチパクが来ればいい配当になる。2千出っ張るが先週の事もあるから良しとしよう。」と結論付けた。

何もしない総理は困るが、中京の松山Jは何もしないで跨っているだけで、2着は間違いない。
そんな北新地の盆暗の見立てだが……さて。