北新地競馬交友録

ウクライナに侵攻した北海の白熊の大暴れが止まらない。
中でも恐怖を感じるのは、核兵器運用部隊に高い警戒態勢への移行を命じた事である。
どこまで本気かは不明だが、21世紀の紛争に核を持ち出すのは、常気を逸している。
欧米のマスメディアや米国の有力議員らからは、北海の白熊の精神状態を疑問視する声が上がっている。
会見の様子を見て、「目がいっちゃってる。」なんて、実しやかに論評を加える人も少なくないようだが、小さい金壺眼からは判断のしようがない。

NATOに押されて押されて、ロシアの安全保障が不安定な状況にある事は事実である。
1949年のNATO創設時は、フランス、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェー、英国、米国、カナダ、ポルトガル、イタリア、ルクセンブルク、アイスランドの僅か12か国だったが、現在は全30か国で、更には、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ジョージア、ウクライナが加盟を希望している。
それは、至極当然の事で、言論弾圧、恐怖政治、貧困の巣のようなロシア。
1人当たりGDPは、2020年で約1万ドルだ。
これは我がジャパンの約4分の1である。
そんなロシアに見切りを付けて、自由主義に舵を切った、エストニア、チェコ、ハンガリー、ポーランドなどは、ロシアより遥かに豊か。
IMFは世界で40ヶ国・地域を先進国としているが、ロシアはその中に入らない。

バット!北海の白熊の個人資産は22兆円、ファミリーや取り巻きを資産を合わせると、更に莫大な金額となる。
一般の国民が貧困に喘ぐ中、我が家の春を謳歌し続けるチーム北海の白熊。
ウクライナに派兵されている兵士の死亡手当が、ニャンと!1万円との報道もある。
こりを、殺され損と云わずして、何と云えばいいのか。
そりゃ〜兵士の士気が落ちるのも当然であろう。
この紛争に関しては、色んな見方があるが、一つだけハッキリしているのは、北海の白熊が己の権力とマニーを守るために、演習だけと云って連れて来た兵士の命を危険に晒し、ウクライナの国民を殺害していると云う事である。

昔の人は上手い事を云った。
灰皿とマニーは溜まれば、溜まるほど汚くなる。
お〜い!白熊!幾らあったら満足するんない?50兆か!100兆か!

先週の日曜日、中山7R、単勝180円、藤沢和雄調教師の花道を飾ったレッドモンレーヴは確かに強かった。
2着が本線のエールトゥヘブンではなく、元返しで押さえたゴーゴーユタカで、馬連の配当が430円。堂々たるガミ興行を打つ事になった。
「な〜に、メインの『中山記念』で、ダノンザキッドとカラテがお手て繋いでゴールする。最低ワイドでも350は付くから今日はプラス確定だ。」なんて鼻の穴を膨らましていたのだが………….。
「おい!何やってんだ。将雅の野郎!ふざけた競馬しやがって。オツムぐらぐらだっちゅ〜の。」
頭一つどころ、二つも三つも抜けているはずの、ダノンザキッドが目を覆いたくなるような出遅れ。菅原Jがお世話になった高橋祥泰調教師にサンキューソーマッチで、カラテを気合いで2着に持って来ただけに、シオシオのパーのマスター。
「金輪際、将雅は買わねえぞ!」と吐き捨てる神戸東灘区午後4時前。
買ったら来ない法則がまた、炸裂してしまった。

「マスターさん、おはようございます。風は強いですがいい天気ですね。こんな日は競馬場のガラスの内側の席で、ぬくぬくお日様を浴びながら、競馬観戦したら最高でしょう。」は、熊本天草出身○原さん。
「お宅は気楽でいいよな。ウクライナでは、無辜の民がロシアの砲撃に晒され、国土防衛で18歳から60歳までのオノコが、銃や火炎瓶を持って戦っているのによ〜。何が競馬だ!ふざけるな!ウクライナの皆さんに謝れ。」
「すいません。今日は競馬はお休みですね。」
「もちのロンと云いたいところだが、俺1人が自粛しても、ウクライナの体勢には影響あんめい。ウクライナの皆さんは、ロシアで大変だが、日本もいつまでたっても新型コロナに雁字搦め。なんせ騒動が終わると困る連中がねじり鉢巻で棒付き体操をするもんだから、ストレス満タンだ。競馬でもやって一時でも浮世の憂さを晴らすしかあんめい。」

「なるほど、『弥生賞』ですか。」
「ああ、豊のドゥーデュウスがずんない人気だが、三連勝でも勝ち方が地味。高素質馬揃いのここで抜けているとは、思わねえな。発表!3連単フォーメーション。一列目に内から横典のマテンロウレオ、豊のドゥーデュウス、圭太のインダストリア、二列目にこの3頭プラス、将雅のジャスティンロック、裕信のアスクビターモア、三列目にニ列目の5頭に、武史のメイショウゲキリン、明良のアケルナルスターの7頭。60点一目8百でご機嫌伺いだ。マテンロウレオ、インダストリア、アケルナルスターで決まれば3百万になる。」
「………………..300万円って……………….」
北海の白熊顔負けで欲塗れのマスターに、携帯の向こうで顔を顰めている○原さんだが……さて。