『冬が来る前に』by かみふうせん
坂の細い道を 夏の雨にうたれ
言葉さがし続けて 別れた二人
小麦色に焼けた肌は色もあせて
黄昏わたし一人 海を見るの
冬が来る前に
もう一度 あの人とめぐり逢いたい
冬が来る前に
もう一度 あの人とめぐり逢いたい
秋の風が吹いて 街はコスモス色
あなたからの便り 風に聞くの
落葉つもる道は 夏の想い出道
今日もわたし一人 バスを待つの
冬が来る前に
もう一度 あの人とめぐり逢いたい
冬が来る前に
もう一度 あの人とめぐり逢いたい
キッシーが気候変動対策の国連の会議『COP26』の首脳会合で演説し、2030年度の温室効果ガスの排出量を46%削減するなどと、出来もしない与太を飛ばしてしまった。
更にご丁寧な事に、5年間で最大100億ドルを途上国へ追加支援をすると約束。
「経済成長のエンジンであるアジア全体のゼロエミッション化を推進していく」とは、いい格好しいも大概にしろである。
そもそもCO2の排出量では、我がJAPANは、Chinaの約10分の1、USAの5分の1。
ランキングで云えば、上位2カ国、India、Rossiyaに続いての5位。
シャカリキになったところで、大した事はないのである。
クリーンエネルギーを標榜する余り、石油への投資が減り供給量も減少。
虎の子の備蓄を放出しなければならない事態が発生している。
先の不幸な大戦が何故起こったかを考えれば、愚かとしか云いようがない。
今年も、あっと気が付けば11月も終わり。
チイとばかし厳しい冬が来る。
「たけし!伸びろ!」とテレビに向かって叫ぼうとした刹那。
ルメールJのグランアレグリアが大外から絶望的な脚色で突き抜ける構えに、シオシオのパーのマスター。
シュネルマイスターの単勝は、不良債権と化した。
やはり、マイルでは女帝の強さに敵う馬はいないと思い知る、神戸東灘区午後3時半過ぎ。
いささか品がないが、後で気が付く寝小便とはこの事であろう。
「マスターさん、おはようございます。『マイルC S』はいいレースでしたね。グランアレグリアの強さに痺れました。」は、熊本天草出身○原さん。
「馬券買ってたのか?」
「ええ、単勝を何と3千円!」
「へ〜1日の予算じゃんか。まあお宅はいいよな、3千円が5千円になって喜んでんだから。志しの低い奴には幸せがたんと降ってくるとはよく云ったもんだ。俺なんて堂々のガミ興行。叫ぼうとしたらルメ公の野郎が…………家で良かったぜ。元町の居酒屋で叫んでたら大恥かいてたところだ。」
伝統芸能とも揶揄される、ボヤキ節が朝から炸裂しているマスター。
「今日の『ジャパンC』も楽しみです。3冠馬コントレイルが有終の美を飾ってくれますから。」
「まあな、確かに強いし屋根のプリンスも今回は何が何でも勝たんとカッコつかんだろう。バット!俺の場合は170円を取りに行くと痛い目に遭うのは、両手、両足の指を足しても足りねえのは経験済みだ。ルメ公のオーソリティに欲まみれの1票を投じたいところだが、コントレールより先着するイメージが全然湧かねえ。発表!将雅に何とかして貰う。シャフリヤールの単勝2万、元返しで複勝に3万だ。ゴール前の叩き合いが見ものだぜ。」
「またそれですか。先週みたいな事になるんじゃ?」
「かもね、かもね、そうかもねだが、ここで芋を引いたら長生きさせて貰ってる甲斐がねえ。万が一頭がなくても3着に人気薄が来れば、いって来い!で上等だ。」と結論付けた。
暗くて寒い冬が来る前に!血が燃えたぎるぐらいの好レースを望むマスターだが………..さて。