『Stand by Me』 by べんいきんぐ
When the night has come
And the land is dark
And the moon is the only light we’ll see
No, I won’t be afraid
Oh, I won’t be afraid
Just as long as you stand
Stand by me, so
* Darling darling stand by me
Oh, stand by me
Oh stand, stand by me, stand by me
If the sky that we look upon
Should tumble and fall
Or the mountain
Should crumble to the sea
I won’t cry, I won’t cry
No, I won’t shed a tear
Just as long as you stand
Stand by me, and
Whenever you’re in trouble
Won’t you stand by me, oh stand by me
「やめれー！やめれー！」の大合唱の中、しれーっと開催された『2020東京オリンピック』も、本日フィナーレを迎える。
世間様には、「こんな時にも関わらず開催していただいて感謝致しております。有難うございました。」と云うしかないアスリート達。
心の中に芽生えた不条理さへの怒りが、過去最高の好成績を残させたのかも知れない。
数ある競技の中でも、一番ドキドキするのは、何と云っても柔道であろう。
お家芸であるが故に、常に金メダルを要求されるあの雰囲気は単なる外野でも辛い。
予選で負けるなどは論外で、例えば今回のオリンピック48キロ級の渡名喜風南ちゃん。
見事に銀メダルをゲット！だぜにも関わらず、試合終了後のあのシオタレタ表情を見ていて切なさ5万%であった。
そんな中、「何だこりゃ？」と、初めて見たのが『スケートボード 女子ストリート』。
お叱りを受けるのを覚悟の上で云わせて貰うなら、「あれがスポーツか？」
傾斜のついた一本棒をスケートボートで降りるだけ。
ふざけた事やってやがると思っていたら、ニャンと！金メダルをゲットしたのが、西矢椛ちゃん。
バルセロナ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダリストの岩崎恭子ちゃんの14歳6日を更新する、13歳330日でメダリストに輝いたのである。
金が取れなければ、顔を上げて歩けない。
そんな柔道選手のような悲壮感はまるでなく、ニコニコして滑っていたら金とっちゃった、そんな感じに見えた。
勝てば官軍で、大したもんだと思っているところに、アナウンサーの一言が。
「13歳、真夏の大冒険！」
上手い！座布団3枚てなもんである。
齢60を重ねると、大冒険どころか、ただ息をしてるだけの毎日で、後はいつお呼びが掛かるかだけ。
たまには、気分転換、大昔を思い出して12歳の大冒険『スタンド•バイ•ミー』でも観てみるか。
「マスター、おはようございます。先週はどうしちゃったんですか？競馬のけの字もないんですからビックリでしたよ。」は、日本で3番目にオツムのいい学校を出て、堂々一部上場会社勤務のK君。
はやくも新型コロナ禍から回復基調で、寄るべきは大樹なりと、もう8ヶ月もニートで、膝っ小僧を抱えてしょぼくれているマスターとはエライ違いである。
「新潟と函館の2場開催はイマイチ気が乗らねんだョ。『クイーンS』は楽勝で取れてたが、枠連5ー7で380円じゃ〜利益が出ていたかどうか怪しいもんだ。それにやっぱ人間てぇのは働いてナンボだな。幾ら飢え死にしねえからって、家で縮こまってばかりじゃ、馬券を買う気も出ねえ。」と、いい泣きが入っている。
「ワクチンも足りない、足りないと云いながら、毎日100万人はコンスタントに打ってるんですから、もうすぐ景色も変わるんじゃないですか？」
「甘い！ユーは博多あまおう並みに甘い。テレビ、新聞を先頭にマスコミが、この新型コロナ騒動を終わらせてなるものかと毎日、毎日全力投球で煽りまくってんだから、最低でも来年まではどうにもならねえ。あれを見てると、先の不幸な大戦に我がJapanを引き摺り込んだ戦前のマスコミとクリソツだ。ガースもいけねえョ。あんだけべしゃりが苦手なら、代役を立てりゃ〜いいのに。記者会見のたびに人気がなくなっていくんだからどうしようねえだろう。このままでは選挙でボコられると、奈良出身の昔のお嬢を担ぎだそうって企みまであるらしいぜ。」
「まあ、まあ。政治向きの話しは判りませんが、『レパードS』にマスターの好きな柴田善臣Jがメイショウムラクモで勝負掛け。現在一番人気です。」
「善臣大先生も腰が悪ぃのにご苦労なこって。調教師になりたいなら、大功労者なんだから無条件でしてやりゃいいのに、JRAも情のねえこった。それは兎も角、大外ってぇのがな〜。内の拓也ロードシュトロームにハナを叩かれるのは間違いねえ。番手で問題はねえもののそれまでに脚を使わされるとチイとばかし寒いんじゃねえか。前付けが出来て、末もしっかりしている脩のルコルセールを軸にしよう。馬連で相手は内から、スグルちゃんのホッコーハナミチ、将雅のオセアダイナスティ、拓也のロードシュトローム、プリンスのハンディーズピーク、してから善臣大先生のメイショウムラクモの5点一目5千。」
「今日は2万5千円ですか？控え目ですね。収入がありませんもんね。」
「し！失敬な野郎だな！この6頭の3連単ボックス120点張り一目2百も買うちゅ〜の。」と結論付けた。
いつも、枠連だ、馬連だ、いや単複だと置きにしか行かないマスター。
3連単ボックス120点張りは、真夏のプチ冒険らしいが………………….さて。
