『チューリップ』 by あひるようちえん えんじたち
さいた さいた
チューリップのはなが
ならんだ ならんだ
あか しろ きいろ
どのはな みても
きれいだな
「過去最多」「緊急事態宣言解除後最多」「宮城県過去最多」「近畿•徳島過去最多」。
とにかく、最多を連呼するのがルーティンワークと化している地上波。
我がJapanで最多がない日は、ブラジルとかインドまで持ち出して、最多、最多。
新型コロナウイルスが怖いとお嘆きの諸兄！
やる事は、手洗い等しかナッシング。
テレビばかり見ていると、違う病気になりますぞ。
「マスター、おはようございます。先週の『桜花賞』ソダシがとんでもない強さでしたね。レコードでしょ。」は、日本で3番目にオツムのいい学校を出て、堂々一部上場会社勤務のK君。
「そうよな〜、ルメ公が必死のパッチで追い込んだが、隼人は余裕で口笛吹いてやがんの。巷では枠の差で『オークス』では逆転出来るなんて云っているけど、怪しいもんだぜ。3着が一発ありそうだと睨んでいた、プリンスのファインルージュ。隼人、ルメ公3連複の２軸が正解とは後講釈か。キー！あたまに来るぜ。」ガミ興行に、朝から伝統芸能とも揶揄されるボヤキが炸裂している。
「今日の『皐月賞』で取り返しましょう。」
「もちのロンでその気だが、ルメ公の野郎がまた、不利な枠を引きやがった。昨日のレースを見ていたら、完全な外枠有利でこの傾向が続けば、1枠1番のアドマイヤハダルには厳しい。それに対して武史のエフフォーリア、将雅のダノンザキッドは4枠。これは分が悪いだろうな〜。今年は抜けた馬はいないなんて云う輩も多いけど、俺ぁ〜いいメンバーが揃ったと思う。謙一のヴィクテファルスだって馬鹿にしたもんじゃねえぞ。アドマイヤハダルのオッズはナンボない？」
「単勝8.3、複勝2.6ー3.9です。」
「ラジャー、ナイアガラの滝からフライングするつもりで、もう一丁ルメ公にガラを預けてみっか。単勝に3万、複勝に2万の逆爆弾張りでいてこまそう。」と結論付けた。
3歳牡馬クラッシック第一弾『皐月賞』、春のチューリップのように、どの花を見ても綺麗でも、願わくば白い帽子とのマスターだが……….さて。
