11月14日の全国の新型コロナウイルスの新たな感染者が1732人となり、3日連続で過去最多となった。
厳密に云うならば、感染者ではなくPCR検査陽性者。
一説に寄ると、約3分の1が無症状だと云うのだから、ニャンとも罪作りな検査である。
朝のワイドショーでは、コロナの女王がゾンビのように復活する事態まで起こっている。
そんな中、昨日流れた報道で、JR東日本ボーナス3割カット。
ANAを始め、カットどころかゼロの企業と比べると随分とマシではあるが……….。
すかいらーくに代表される飲食業、青山に代表されるアパレル小売業、HISに代表される旅行業etcが大量閉店や事業縮小を余儀なくされている。
失業率が上がり出し、電車がしょっ中止まり、家なき子回避のために銀行の相談窓口は大忙しになり。
さまざまなファクトを冷静に判断するならば、少なくとも我がJapanに於いては、社会が壊れる程の病ではないにも関わらずである。
政府は非難されるのを恐れる余り、感染症2類相当から5類相当に下げる事が出来ない。
マスコミは生き返ったように危機感を煽り、インフォデミックを垂れ流している。
いったい、いつになったら訪れるのであろうか、普通の日常が。
「マスターさん、おはようございます。土曜日は有難うございました。あんな払い戻しは初めてです。」は熊本天草出身○原さん。
「いいって事ョ。お宅1日3千しか馬券買わねえんだから、一年持つんじゃねえの。ガハハハ。」
朝からマスターが上機嫌なのには理由がある。
京都馬主協会会員さんからの、「相手関係が無茶苦茶に軽いと調教師が云うので東京に出走する事にする。」とのメールが来たのが木曜日の午前中。
夕刻、出走が確定して馬柱をチェックしたら、前走3着の2頭以外は、オリンピック精神で勝ち負けに絡める馬がナッシングだ。
ならば、人気は6〜7番人気の人気薄でも、これを買わない手はない。
木曜日、金曜日、お見えのゲストに推奨は、一番人気、2番人気への馬単2点。
わざわざ、金曜日の夜中に、オーナーである京都馬主協会会員さんに、その2点で勝負するメールまで入れる、気合いの入りようであった。
「マルコメ!割って来い!」グリーンチャンネルに拳を振り上げるマスター。
馬単がなんと6690円もついたのである。
当たり馬券から三下り半を突きつけられて、毎週日曜日になると、自動引き落としで5万円がなくなっていたのだから狂喜乱舞するのも頷ける。
「今日は情報ないんですか?」
「昔の人は云ったもんだ。人間の欲には蓋がねえとな。そったら上手い話しばっかあっか。まあ〜土曜日のゲストの競馬関係者によると、『エリザベス女王杯』、一番人気ラッキーライラックに結構な冬毛が目立つらしい。じゃ〜内臓の状態がイマイチなの?と聞いたら、牝馬の場合は、一概にそうとも云えないんだとョ。どうせいちゅーんだ。折角、ラッキーライラックの単複で勝負と思ってたのにョ。風船が萎んじまったぜ。」
「人気どころとのボックス買いですかね?」
「それも考えたが、大きなレースになるとやたら気合が入る、横典ノームコアが面白いんじゃねえか。馬も距離を徐々に伸ばして、前走の『札幌記念』を見た感じじゃ〜、後200は何とかなる。発表!3連複一列目にノームコア、二列目に損ばっかりさせやがるが圭太のセンテュリオ、いい加減復活せいデムーロのラヴズオンリーユー、騎乗停止で休みまえの一働き友のサラキア、そしてもちろんルメールのラッキーライラックの4頭。三列目にプラス4.5.12の18点張り一目2500で4万と5千。中途半端は止めてチヨ奥村で、アッサリもあるラッキーライラックの単に5千でどうだ。」と結論付けた。
新型コロナウイルス禍で、生活が大きく一変した我がJapan。
普通の日常がいつ戻るかは不明だが、耐えねばなるまい。
因みにノームコアの馬名由来は究極の日常だそうな。
「究極なんて贅沢は云わねぇよ。」
普通の日常プリーズがマスターの切なる願いのようだが……….さて。