北新地競馬交友録

捕らぬ狸の

全世界で猛威を振るう新型コロナウイルス。
花の都大東京では、連日の200人超えで、マスコミが待ってました!と煽り立てている。
人口1400万人で200人なら、海外と比べれば上出来だと思うのだが、それは認識が甘いそうな。
更に、毎年インフルエンザの死者が3千人、新型コロナウイルスでは1千人も死んでいないなんて事を云うと、お叱りを受ける。

新型コロナウイルス退散!
治療薬の決定版と期待され、我らが安倍ちゃんも会見で、直ぐに認可をすると啖呵を切ったアビガンがどうにもいけない。
藤田医大が、全国の医療機関が参加したアビガンの臨床研究で、投与した感染者と未投与の感染者で投与6日目までを比較したところ、回復が早い傾向はみられたものの、統計的に明らかな差はなかったと発表した。
明確な有効性は示されなかったのだ。

そんな中、政府は、8月中にも新型コロナウイルスの予防ワクチンの接種を優先する人などを定めた計画を策定すると発表。
ワクチンが開発されても当面は生産量が限られ、広く普及させるのは難しいとみられ、医療従事者のほか重症化するリスクが高い高齢者らを優先する方向で検討が進む見通しだ。
ごく普通の話しで、それでいいんじゃないのてなもんだが、チョット待った!ねるとん紅鯨団。

ワクチンなんて、いつ出来るか判らないものに、誰から先に打つなんて話しを今してどうなると云うのだろうか?
昔の人は上手い事を云った。
こう云うのを『捕らぬ狸の皮算用』と云う。
感染するのが怖ければ、雨戸に木でも打ち付け、1ヶ月でも2ヶ月でも、1年でも2年でも食料を買い込んで引き籠るのが一番。
感染を押さえながら、経済を回すなんて事はまず不可能なのがハッキリして来た。

先の不幸な大戦で、ジェネラル山下はシンガポールを陥落させ、降伏会議で、あ〜だ、こ〜だと御託を並べるイギリス人を一喝。
「イエスかノーか。はっきりせんかい!」
ありもしないワクチンを打つ順番を決めるより、世の中がどうなろうと感染者を出さないのか、経済優先でエイヤー!なのか。
小手先のマヤカシ答弁は止めて、その議論を進めるべきなのではないだろうか。

「マスターさん、おはようございます。いや〜驚きました。まさか………。」は熊本天草出身○原さん。
「みなまで云うな。『ジャパンダートD』のカフェファラオだろう。全く持ってふざけてるぜ。単勝1.1倍がアタマどころか、どこさもねえなんてョ〜。買わなくて良かった。クワバラ、クワバラ、桑原和男だ。」
おっかなビックリで店を再開するもどうする事も能わず。
新型コロナウイルスのせいで、赤貧どころかウルトラホンビーで、地方競馬まで買うマニーがないと云うのが実情だが、それは云わぬが花であろう。

「今日の馬券はどうしますか?」
「メインは3場とも良く判らねえ。藤井聡太みてぇな息子がいりゃ〜ナンボでも買うが、手元不如意で当てなきゃいけま〜が。発表!阪神7R、岩田の小倅のオースミムテキは鉄板。あれよ、あれよと云う間に逃げ切る。枠連!6ー7を元取りで2万。1.3.8枠へ平に1万。まず当たるだろうョ。コロナ野郎のせいでササラモサラ。三ノ宮の寿司屋の大将からK君にいい泣きが入ってるらしい。久しぶりに寿司でも摘みに行くか。」
「お供させていただきます。」

ワクチンを打つ順番じゃないが、『捕らぬ狸の皮算用』で、寿司屋にカンパに出張ると云うマスターだが………さて。