北新地競馬交友録

粛々と

一時は減少していた、新型コロナウイルスの罹患者がまたぞろ増えて来ている。
4日は新たに274人が確認された。
花の都東京では、3日連続100人を超えたほか、隣接する埼玉、千葉、神奈川の3県で計62人が感染。
しばらく確認されていなかった地域でも、再び報告があがり始めている。
新型コロナウイルスは、結局、薬局、郵便局で判らない事だらけ。
猖獗を極める、欧米や南アメリカと比べて、何故、東アジアに罹患者や、死亡者が少ないのか。
何故、これでも喰らえ!とロックダウンをしても、ちいとも効果がないのか。
はたまた、why?無症状罹患者がこれでもか、これでもかと湧いてくるのか。

小池百合子だけじゃなく能無しの政府は、口を開けば、「夜の街!夜の街!」と責任をおっかぶせる事に必死のパッチでも、全体の4割程度。
じゃあ、残りの6割はどうすんだ?と云わればノーアイデアなんだから馬鹿げた話しである。
罹患者が増えて来た3月以降、毎日その数字に一喜一憂して来たが、何の意味もなかった。
あれこれ考える必要はあるまい。
ソーシャルディスタンス、手洗い、マスクもして、粛々と日々を過ごすしかない。
その内ワクチンや治療薬が出来るやも知れぬ。
未だに正体が定かではない新型コロナウイルス。
下手な考え休むに似たりでしかないのである。

「マスターおはようございます。土曜日の福島2Rズールーは強かったですね。」は、日本で3番目にオツムのいい学校を出て、堂々一部上場会社勤務のK君。
世間が新型コロナウイルスでヒーハー云っていても、夏のボーナスが100万近くあったと云うのだから、見上げたもんだよ風呂屋の褌である。
「その昔、ちいとばかし気合いの入った人が云ったらしいが、マニーがねえのは首がねえのと同じ。まさにそれだぜ。菜七子で出遅れてもあの強さ。鉄板で見下ろしのレースに2万しか張れねえんだから、情けなさ極まれりだ。いい時なら5万、いや10万はぶち込んでらぁね。あ〜あ、今日イチ堅いと云って儲けが3万と6千とはョ。はずいったらありゃしねえ。」と相変わらずいい泣きが入っているマスター。

「今日は『CBC賞』ですか?阪神競馬場で行われるって云うのは、少し変な気がしますが。」
「やめとけ!やめとけ。馬柱見てみんかい。10回走ったら10回勝馬が変わるメンツ。こんなレースに命よりも大切なマニーを張るなんて大馬鹿者だ。それよか阪神の6Rが面白いんじゃねえか。俺の狙いはズバリ1枠1番スグルちゃんのフレーヴォだ。距離短縮でもテンのスピードはピカイチ。昨日の雨も上がって馬場も回復基調なら、まず止まらねえだろう。枠連で行こう。相手は同じく前目に付けられる真一郎の2枠ピエーナテーラーが本線で1万と6千。押さえが暁のゼットグローリーと栄彦のカーテンコールが同居した7枠、メキメキ腕を上げている若武者弘平のスノーテーラーの8枠に各1万でいてこます。元々、あんまし考えるのが得意じゃねえスグルちゃん。何も考えず最内枠を利して逃げりゃ〜お帳面のレースだがに。」と結論付けた。

新型コロナウイルス対策と同じで、浜中Jがあれやこれや考えるよりも、スタートを決めて粛々とレースを運べばいいとのマスターの見立てだが……….さて。