北新地競馬交友録

泣斬馬謖

Chinaが10月1日、建国70周年を迎える。
北京市の天安門広場で記念式典を開催し、習おじさんが重要講話を行う。
いわばお説教である(≧∇≦)
式典後には、閲兵式、軍事パレードおよび10万人の市民が参加するパレードを実施。
また、人民大会堂では、社会主義建設・国家の防衛に貢献した人物、海外との交流・世界の平和に貢献した外国人、各分野の傑出した人物を対象に、『共和国勲章』『友誼勲章』『国家栄誉称号』の授与式が行われる。
夜には党・国家指導者の出席の下、ショー・花火の一大ページェントとイベントがモリモリ森昌子である。

たかだか70年でこんなに大騒ぎしてゴメンちゃいであろう。
我がJAPANは皇紀で云えは2679年。
『皇紀』とは、神武天皇が「この国はワシのもんだがね!」と宣言した年を基準としている。
まあ、神話の世界の話しではあるし、先の不幸な大戦では、「紀元は二千六百年 あゝ一億の胸はなる」という歌詞の『紀元二千六百年』が大流行。
あんまり大ぴらに胸を張る訳には行かないが、70年で大騒ぎするChinaなどは、足元にも及ばない堂々としたカントリーであるのは間違いない。

現在、我がJAPANの置かれた状況は、『紀元二千六百年』をもじるならば、「尖閣は我が領土 あゝ一億の悲願なり」と云ったところであろう。
『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』
お勉強の時間である。

『泣斬馬謖』

亮爲政無私。
馬謖素爲亮所知。
及敗軍流涕斬之、而卹其後。
李平・廖立、皆爲亮所廢。
及聞亮之喪、皆歎息流涕、卒至發病死。

馬謖は才気のある武将で孔明に愛されていたが、『街亭の戦い』で孔明の命に従わないで惨敗。
孔明は私情を抑えて馬謖を斬り殺した。
この故事から、私情としては忍びなくても、公法のために罰することを『泣斬馬謖』いうようになったのである。

「マスターさん、おはようございます。沖縄行くんですか?台風が来てますよ」
「直ぐにでも台風になると思って俺も諦めていたが、何故か熱帯低気圧のままで沖縄の南の海上に鎮座したまま。ダイビングが出来りゃ〜行くし、無理なら見送りだ。ガイドから繋ぎがあるのを待っているところョ。この時期は毎年綱渡りだからな。愛しいの愛ちんと、アグー豚シャブシャブの名店『浜○』に行くのを楽しみにしているんだが、どうなる事やら。愛ちんから昨日Lineが来た。『一日に5回は天気予報を見てます』だって。モテる漢は辛ぇぜ」

「モテると云うよりは、脚長おじさん、はたまた単なるカモなんじゃないですか?」
「そりゃ〜そうだろう。ケチ臭い事してたら、こんなロートル相手にされる訳ねえじゃん。何せ愛ちんはミス粟国○だからな。まあ年頃の女子は20人もいねえらしいが」
「はあ〜。で馬券は買うんですか?」
「もちのロンだ!『空に太陽がある限り』がアキラ錦野なら、『懐にマニーがある限り』が俺様だ。発表!阪神メイン『オークランドRTC』。おフランスのミシェルちゃんでも勝ったスワーヴアラミスが将雅で軸不動。少々出遅れても確実に連は確保する」

「買い目はどのように?」
「それが問題だ。なんせ単勝が1.4。あんまし手を広げたら、どんな券種を買ってもガミ興行になるのは間違いねえ。枠連にすっか。相手筆頭は1枠1番裕二のダガノガルナ、押さえに友君のエネスクと恭介のピットボス。問題は何で来たのか不明だが、原田和真のトウカイエントリー。前走、東京の1600万下で2着と老いてますます盛ん。『まだまだ若いもんには負けんぞ!』てな塩梅だ。しかし屋根の和真がな〜。今年も3分の2が過ぎたってぇのに、1着が2回で2着が1回しかねえんだからョ。」

「苦労人が大好きなマスター向きの騎手じゃないですか」
「まあな、応援してぇのは山々世界の山ちゃんだがやっぱ切る。枠の1ー8に2万、押さえの3ー8、8ー8に各5千でいてこます。頼んでもいねえのにJRAが3日間も競馬しやがるから、小張りでご機嫌伺いだ。」と結論付けたマスター。
『泣斬馬謖』で、原田Jのトウカイエントリーを切るようだが…….さて。