北新地競馬交友録

通用するとは

『2019ミス・ジャパン 日本大会』の最終選考会に出場して、初代グランプリに輝いたのは、女優・土屋太鳳の姉さんである。
非常に立派な骨相に、1m55㎝のホビット系。
素晴らしい内面をお持ちなのであろうが、ちょっと待った!ねるとん紅鯨団。
『ミス•ユニバース』とは違って、世界と競う事はないようだが、いくらなんでもこのご時世1m55㎝は小柄過ぎる。
因みに、66年間続いている『ミス•ユニバース』で、最小のグランプリ受賞者は、トリニダード・トバゴのジャネル•コミッションちゃんで1m65㎝だ。

そもそも、開設されたばかりの『ミス•ジャパン』。
何が何でも話題を提供して、認知されようとの魂胆が、ミエミエ中尾ミエである。
参考までに、入会金10万円、月会費1万1千円を支払えば、ミス・ジャパン一次・二次審査員、懇親会などへのご招待があるそうな(≧∇≦)
HPには、『グランプリに輝いた方は、日本を代表する女性として、1年間公式イベントやチャリティ活動に従事してもらいます。』とある。
グランプリをゲットした方には何の落ち度もないし頑張っていただけば結構だが、残念ながらお手盛りのコンテスト。
日本を代表して、世界と伍する事能わずなのは明らかである。

「へへ、馬連が380で枠連が400だってョ。今更枠連ですか?なんて馬鹿にする奴がいるが、どんなもんだい。2万買ってるから4千はただ貰いだっちゅ〜の。」とマスターが胸を張った。
「阪神9R『瀬戸内海特別』は、プリンスのトオヤリトセイトが断然。G1の『NHKマイル』でも、勝ったアドマイヤマーズに0.4しか負けてねえんだから、休み明けでもこったら所で足踏みしてる場合じゃねえ。枠連!ルメ公のメモリーコロネットが本線で2万、将雅のメリーメイキングとスグルちゃんのゼセルが同居した8枠に1万。押さえで1枠、3枠に各5千。」本線がドンピシャリでニッコリタンメンだ。

「よ〜し乗って来たぞ!もう一丁かますか。」で、阪神メイン『セントウルS』の買目は、「ルメ公のタワーオブロンドンから行きてぇが、さすがにこの強行軍は堪えてるだろうから枠連ボックスでいてこます。芝は2戦目でもテンの速さならピカイチじゃねえかと睨んでる豊のマテラスカイの2枠、先行勢2騎スグルちゃんのイベリスと、英彦のラブカンプーが同居した4枠、当然ルメ公のタワーオブロンドンの5枠、春『高松宮記念』の覇者プリンスのミスターメロディの8枠6点に各1万。5ー8で決まるとガミ興行間違いなしなんで、土曜日の儲け4千をルメ公とプリンスにプラスして張り付ける。」と結論付けたのだが………。

「第4コーナーから直線!先頭はマテラスカイ!2番手ファンタジスト!その内からペイシャフェリシタ!外からミスターメロディ接近!馬群の中イベリス!残り200!外から一気にタワーオブロンドン!タワーオブロンドン!2馬身!3馬身引き離す!2番手はペイシャフェリシタ!ファンタジスト!イベリスも追っているが!タワーオブロンドン!完勝だ!」
1着 タワーオブロンドン ルメールJ
2着 ファンタジスト 和田J
3着 イベリス 浜中J
枠5ー5が2070円付いて悶絶のマスター。

「ご、ご、ごごごのご〜、ご、ご、ごごごのご〜」と『ゲゲゲの鬼太郎』の替え歌を呪文の様に唱えているのは、熊本天草出身の○原さん。
「おい!ジイさん俺に喧嘩売ってんのか?上等じゃねえか、足腰立たねえようにしてやっから覚悟しやがれ」
「お〜怖わ〜。あんまり見事なゾロ目だったもんですから。マスターさん大好きでしょゾロ目が。調子乗り過ぎましたすいません。」
「いくらゾロ目が好きだって、前走18頭立て14着のファンタジストが買えるかい。豊からも見放されてんだからョ。」

「マスター、それはどうですかね。『スプリングS』で2着になったばっかりに、『皐月賞』を使って調子落ち。スランプに陥りましたが、元々1200では強烈に強くて、武豊Jも惚れ込んでいるともっぱらの評判でした。これぐらい走っても全然驚きませんね。」は、競馬友達のK君。
「何を偉そうに講釈垂れてんだ。じゃあ馬券買ってたのかョ〜?」
「複勝ですけどね。」
「何?見せろ!くぬ野郎!7番人気を5千も買いやがって。とんでもねえ奴だぜ。○原さん!今日はK君の奢りでシースーだ。大将に繋ぎ入れんかい!ごっそうさん」
「……………..」
転んでもただでは起きないマスターだが………….。

『ミス•ジャパン』は世界では通用しないが、ファンタジストは1200なら充分通用する事を証明した『セントウルS』
マスター、参った!